昭和の作家(1962年 朝日新聞記事より)はじめに若かりし頃、好んだ文学・読書は世界文学などのいわゆる翻訳ものばかりでした。 それではいけないと気付き、日本の作家を知ろうと当時の新聞のコラムを、切り抜いておりました。( )はこの記事当時の作家年齢です。つまり1962年、活躍なさっていた作家さんたちのラインアップです。その後著書を読んで知った作家もありますが、未だに知らないままの作家もあります。 1 上林 暁 かんばやしあかつき 1902~1980 没年齢78(60) 『薔薇盗人』『春の坂』『白い屋形船』『ブロンズの首』『聖ヨハネ病院にて』私小説作家 2 高見 順 たかみじゅん 1907~1965 歿年齢58(55) 『生命の樹』『激流』『死の淵より』『如何なる星の下に』『今ひとたびの』 3 石川 達三 いしかわたつぞう 1905~1985 没年齢80(57) 『風にそよぐ葦』『四十八歳の抵抗』『幸福の限界』『結婚の生態』『人間の壁』『青春の蹉跌』社会派の風族小説 4 なかの・しげはる 中野重治 1902~1979 没年齢77(60) 『春さきの風』 プロレタリア文学 5 円地 文子 えんちふみこ 1905~1986 没年齢81(57) 『女坂』『なまみこ物語』『朱を奪うもの』『男の銘柄』『花散里』 6 石川 淳 いしかわじゅん 1899~1987 没年齢88(63) 『白描』『喜寿童女』 7 阿部 知二 あべともじ 1903~1973 没年齢70(59) 『風雪』 8 尾崎 一雄 おざきかずお 1889~1983 没年齢94(73) 『二月の蜜蜂』『暢気眼鏡』『虫のいろいろ』『すみっこ』『まぼろしの記』私小説 9 佐多 稲子 さたいねこ 1904~1998 没年齢94(58) 『キャラメル工場から』『くれない』『わたしの東京地図』 10 三島 由紀夫 みしまゆきお 1925~1970 没年齢45(37) 『獣の戯れ』『春の雪』『禁色』『潮騒』『金閣寺』『午後の曳航』 11 中山 義秀 なかやまぎしゅう 1900~1969 没年齢69(62) 『厚物咲』『咲庵』『台上の月』『少年死刑因』『テニヤンの末日』『碑』 12 田宮 寅彦 たみやとらひこ 1911~1988 没年齢77(51) 『足摺岬』『絵本』『愛のかたみ』『小さな赤い花』私小説 13 保高 徳蔵 ほだかとくぞう 1889~1971 没年齢81(73) 『孤独結婚』『勝者敗者』『道』リアリズム作家 14 松本 清張 まつもとせいちょう 1909~1992 没年齢83(53) 『ゼロの焦点』 『ある小倉日記伝』『点と線』『断碑』社会派推理小説 15 大岡 昇平 おおおかしょうへい 1909~1988 没年齢79(53) 『武蔵野夫人』『俘虜記』『野火』『花影』『レイテ戦記』『事件』戦争体験 16 伊藤 整 いとうせい 1905~1969 没年齢64(57) 『文学入門』『火の鳥』『氾濫』『チャタレイ夫人の恋人』(翻訳)新心理主義 17 芹沢 光治良 せりざわこうじろう 1896~1993 没年齢97(66) 『ざんげ記』『橋の手前』『巴里に死す』『人間の運命』主知的ヒューマニズム作家 18 壺井 栄 つぼいさかえ 1899~1967 没年齢68(63) 『二十四の瞳』『暦』『裲襠』『母のない子と子のない母と』『柿の木のある家』児童文学 19永井 龍男 ながいたつお 1904~1990 没年齢86(58) 『一個』『青梅雨』『コチャバンバ行き』『胡桃割り』『ネクタイの幅』端正な文 20 舟橋 聖一 ふなはしせいいち 1904~1976 没年齢73(58) 『鷲毛』『雪夫人絵図』『お市御寮人』『花の生涯』風俗小説 21 野間 宏 のまひろし 1915~1991 没年齢76(46) 『さいころの空』『真空地帯』社会全体の構造をとらえる全体小説を志向した 22 網野 菊 あみのきく 1900~1978 没年齢78(62) 『憑きもの』『金の棺』『さくらの花』 志賀直哉に師事 23 椎名 麟三 しいなりんぞう 1911~1973 没年齢61(51) 『永遠なる序章』『半端者の反抗』 マルクス主義 キリスト教 24 林 房雄 はやしふさお 1903~1975 没年齢72(59) 『緑の水平線』『息子の青春』『妻の青春』『青年』『壮年』プロレタリア文学 中間小説 25 武田 泰淳 たけだたいじゅん 1912~1976 没年齢64(50) 『森と湖のまつり』『司馬遷』『風媒花』『ひかりごけ』『富士』『貴族の階段』 26 藤沢 桓夫 ふじさわたけお 1904~1989 没年齢85(58) 『花粉』『新雪』大衆小説 27 平林 たい子 ひらばやしたいこ 1905~1972 没年齢66(57) 『一人行く』『人の命』『こういう女』 28 井上 靖 いのうえやすし 1907~1991 没年齢83(56) 『あすなろ物語』『天平の甍』『蒼き狼』『しろばんば』『氷壁』 29 由紀 しげ子 ゆきしげこ 1900~1969 没年齢69(62) 『赤坂の姉妹』『本の話』『女中っ子』 30 井上 友一郎 いのうえともいちろう 1909~1997 没年齢88(53) 『残夢』『森林公園』『銀座川』 風俗小説 31 小山 いと子 こやまいとこ 1901~1989 没年齢88(63) 『執行猶予』『海は満つることなし』 中間小説 大衆小説 32 梅崎春生 うめざきはるお 1915~1965 没年齢50(47) 『庭の眺め』『ボロ屋の春秋』(芥川賞S29) 33 白川 渥 しらかわあつし 1907~1986 没年齢79(55) 『崖』『村梅記』 中間小説 大衆小説 34 吉屋 信子 よしやのぶこ 1896~1973 没年齢77(66) 『私の見た人』『あの道この道』『安宅家の人々』少女小説 35 尾崎 士郎 おざきしろう 1898~1964 没年齢66(62) 『空想部落』『篝火』 36 丹羽 文雄 にわふみお 1904~2005 没年齢100(58) 『欲望の河』『親鸞』『有情』 37 吉行 淳之介 よしゆきじゅんのすけ 1924~1994 没年齢70(38) 『技巧的生活』『闇の中の祝祭』 38 五味川 順平 ごみかわじゅんぺい 1916~1995 没年齢78(46) 『人間の条件』 39 寺崎 浩 てらさきひろし 1904~1980 没年齢76(58) 『肌は匂っていた』 40 中河 与一 なかがわよいち 1897~1994 没年齢97(65) 『天の夕顔』『鏡に入る女』 41 正宗 白鳥 まさむねはくちょう 1879~1962 没年齢83(83) 『人間嫌ひ』 42 佐藤 春夫 さとうはるお 1892~1964 没年齢72(70) 『晶子曼荼羅』 43 有吉 佐和子 ありよしさわこ 1931~1984 没年齢53(31) 『紀ノ川』『恍惚の人』『複合汚染』 44 広津 和郎 ひろつかずお 1891~1968 没年齢77(71) 『神経病時代』『泉へのみち』 45 芝木 好子 しばきよしこ 1914~1991 没年齢77(48) 『冬の梅』『青磁帖』『須崎パラダイス』 46 谷崎 潤一郎 たにざきじゅんいちろう 1886~1965 没年齢79(76) 『夢の浮橋』『細雪』 47 木山 捷平 きやましょうへい 1904~1968 没年齢64(58) 『海の細道』 48 源氏 鶏太 げんじけいた 1912~1985 没年齢73(50) 『重役の椅子』『三等重役』 49 大谷 藤子 おおたにふじこ 1901~1977 没年齢75(63) 『須崎屋』 50 今 日出海 こんひでみ 1903~1984 没年齢80(59) 『チョップ先生』『山中放浪』 51 渋川 驍 しぶかわぎょう 1905~1993 没年齢88(57) 『樽切湖』 52 北原 武夫 きたはらたけお 1907~1973 没年齢66(56) 『妻』 通俗的な心理小説 53 三浦 朱門 みうらしゅもん 1926~2017 没年齢91(36) 『箱庭』『老年の品格』『セミラミスの園』 54 立野 信之 たてののぶゆき 1903~1971 没年齢68(65) 『流れ』 プロレタリア文学 転向 55 室生 犀星 むろうさいせい 1889~1962 没年齢72(72) 『杏っ子』『蒼白い巣窟』『蝶』 56 檀 一雄 だんかずお 1912~1976 没年齢63(50) 『火宅の人』『リツ子・その愛』『リツ子・その死』 57 土師 清二 はじせいじ 1893~1977 没年齢84(69) 『風雪の人』『萬歳栗毛』 時代小説作家 58 庄野 潤三 しょうのじゅんぞう 1921~2009 没年齢88(41) 『浮き燈臺』 59 新田 潤 にったじゅん 1904~1978 没年齢74(66) 『煙管』 プロレタリア文学 リアリズム 風俗小説 60 白井 喬二 しらいきょうじ 1889~1980 没年齢91(73) 『金襴戦』 大衆小説 61 堀田 善衛 ほったよしえ 1918~1998 没年齢80(44) 『時間』 62 阿川 弘之 あがわひろゆき 1920~2015 没年齢94(42) 『ぽんこつ』『雲の墓標』 63 村上 元三 むらかみげんぞう 1910~2006 没年齢96(72) 『上総風土記』(直木賞)『平賀源内』 大衆文学復興の旗手 64 沢野 久雄 さわのひさお 1912~1992 没年齢79(74) 『夜の河』『風と木の対話』 65 岩下 俊作 いわしたしゅんさく 1906~1980 没年齢73(68) 『富島松五郎伝』 映画「無法松の一生」 66 戸川 幸夫 とがわゆきお 1912~2004 没年齢92(50) 『オホーツク老人』『高安犬物語』 67 田村 泰次郎 たむらたいじろう 1911~1983 没年齢71(51) 『春婦伝』 68 中里 恒子 なかざとつねこ 1909~1987 没年齢77(53) 『時雨の記』『綾の鼓』『若き葡萄』 69 子母沢 寛 しもざわかん 1892~1968 没年齢76(70) 『弥太郎笠』 70 開高 健 かいこうけん 1930~1989 没年齢59(32) 『夏の闇』『輝ける闇』『日本三文オペラ』 71 五味 康介 ごみやすすけ 1921~1980 没年齢58(41) 『衷神』『一刀斎は背番号6』 72 曾野 綾子 そのあやこ 1931~ (31) 『誰のために愛するのか』『リオ・グランデ』 73 新田 次郎 にったじろう 1912~1980 没年齢68(50) 『アラスカ物語』『八甲田山の死の彷徨』『虹の人』 74 山岡 荘八 やまおかそうはち 1907~1978 没年齢71(55) 『徳川家康』 75 安部 公房 あべきみふさ 1924~1993 没年齢68(38) 『他人の顔』『砂の女』『第四間氷期』 76 城山 三郎 しろやまさぶろう 1927~2007) 没年齢80(35) 『素直な戦士たち』『辛酸』 77 北畠 八穂 きたばたけやお 1903~1982 没年齢78(59) 『自在人』『東宮妃』 児童文学 78 安岡 章太郎 やすおかしょうたろう 1920~2013 没年齢93(42) 『海辺の光景』『雨』 79 藤枝 静男 ふじえだしずお 1907~1993 没年齢85(55) 『凶徒津田三蔵』 80 司馬 遼太郎 しばりょうたろう 1923~1996 没年齢72(39) 『空海の風景』『梟の城』『明治という国家』『播磨灘物語』 81 宇野 千代 うのちよ 1897~1996) 没年齢98(65) 『おはん』『未練』『生きていく私』 82 島尾 敏雄 しまおとしお 1917~1986 没年齢69(45) 『死の棘』『夢の中での日常』 83 山本 周五郎 やまもとしゅうごろう 1903~1967 没年齢64(59) 『長い坂』『五辯の椿』『日本婦道記』 時代物 84 滝川 恭 たきがわきょう 1920~1994 没年齢74(42) 『異郷の帆』 本格物からSF、時代ミステリー 85 柴田 錬三郎 しばたれんざぶろう 1917~1978 没年齢61(45) 『デスマスク』『イエスの裔』『御家人斬九郎』 86 大原 富江 おおはらとみえ 1912~2000 没年齢87(50) 『婉という女』『女は生きる』 87 大佛 次郎 おさらぎじろう 1897~1973 没年齢75(65) 『宗像姉妹』『スイッチョ猫』『鞍馬天狗』 88 石原 慎太郎 いしはらしんたろう 1932~ (30) 『日本零年』『太陽の季節』 89 城 夏子 じょうなつこ 1902~1995 没年齢93(64) 『蝶』『薔薇の小径』 少女小説 90 大江 健三郎 おおえけんざぶろう 1935~ (27) 『芽むしり仔撃ち』 91 森田 たま もりたたま 1894~1970 没年齢75(68) 『残月』『もめん随筆』 92 今 東光 こんとうこう 1898~1977 没年齢79(64) 『闘鶏』『お吟様』 93 福永 武彦 ふくながたけひこ 1918~1979 没年齢61(44) 『草の花』『海市』『形見分け』『告別』 94 幸田 文 こうだあや 1904~1990 没年齢86(58) 『流れる』『勲章』『闘』 95 川崎 長太郎 かわさきちょうたろう 1901~1985 没年齢83(61) 『朽花』『裸木』『鳳仙花』『抹香町』 96 海音寺 潮五郎 かいおんじちょうごろう 1901~1977 没年齢76(61) 『茶道太閤記』『天と地と』 97 中村 真一郎 なかむらしんいちろう 1918~1997 没年齢79(44) 『死の影の下に』 98 南條 紀夫 なんじょうのりお 1908~2004 没年齢95(54) 『わが恋せし淀君』 99 太田 洋子 おおたようこ 1906~1963 没年齢57(56) 『山上』 広島被爆 100 小島 政二郎 こじませいじろう 1894~1994 没年齢100(68) 『円朝』 101 黒岩 重吾 くろいわじゅうご 1924~2003 没年齢79(38) 『背徳のメス』(1960年直木賞)『天の川の太陽』『脂のしたたり』『真昼の罠』 102 山手 樹一郎 やまてきいちろう 1899~1978 没年齢79(63) 『うぐいす侍』 103 長谷 川四郎 はせがわしろう 1909~1987 没年齢78(53) 『背信湾の人質』『山猫の遺言』 時空を超えた自由人 104 野上 弥生子 のがみやえこ 1885~1985 没年齢99(77) 『海神丸』『真知子』『迷路』『秀吉と利休』 105 今 官一 こんかんいち 1909~1983 没年齢73(53) 『牛飼いの庭』 106 富田 恒夫 とみたつねお 1904~1967 没年齢63(58) 『姿三四郎』『刺青』『面』(直木賞 1949年)『雪もち笹』 大衆小説 107 遠藤 周作 えんどうしゅうさく 1923~1996 没年齢73(39) 『海と毒薬』『アデンまで』『おバカさん』『イエスの生涯』『キリストの誕生』 ユーモア作家 キリスト教関係 108長谷川 伸 はせがわしん 1884~1963 没年齢79(78) 『幕末美少年録』 股旅物 109 星 新一 ほししんいち 1926~1997 没年齢71(36) 『ボッコちゃん』 ショートショートの神様 110 川口 松太郎 かわぐちまつたろう 1899~1985 没年齢85(63) 『鶴八鶴次郎』『愛染かつら』『明治一代女』 劇作家 111 山崎 豊子 やまざきとよこ 1924~2013 没年齢89(38) 『白い巨塔』『大地の子』『船場狂い』『ぼんち』『二つの祖国』 問題作 力作 112 武者小路 実篤 むしゃこうじさねあつ 1885~1976 没年齢90(77) 『友情』 白樺派の代表 113 里見 弴 さとみとん 1888~1983 没年齢94(74) 『実川延童の死』『安城家の兄弟』 114 中野 実 なかのみのる 1901~1973 没年齢72(61) 『パパの青春』『ジャンケン娘』 ユーモア作家 劇作家 115 久保田 万太郎 くぼたまんたろう 1889~1963 没年齢73(73) 『樹蔭』 116 菊村 到 きくむらいたる 1925~1999 没年齢73(37) 『不法所持』『硫黄島』『夜の檻の中で』 純文学 後年は推理小説やサスペンス小説へと次第にシフト 117 木々 高太郎 きぎたかたろう 1897~1969 没年齢72(65) 『人生の阿保』『エキゾチックの短編集』 118 小島 信夫 こじまのぶお 1915~2006 没年齢91(47) 『墓碑銘』『抱擁家族』『別れる理由』『アメリカン・スクール』(芥川賞1955年) 第三の新人 119 獅子 文六 ししぶんろく 1893~1969 没年齢76(69) 『大番』『悦ちゃん』『箱根山』『娘と私』 120 高木 彬光 たかぎあきみつ 1920~1995 没年齢74(42) 『白昼の死角』 推理小説 121 長田 幹彦 ながたみきひこ 1887~1964 没年齢77(75) 『澪』 「遊蕩文学」通俗小説 122 石上 玄一郎 いそのかみげんいちろう 1910~2009 没年齢99(52) 『精神病学教室』『日蝕』 「いしがみ」とよみ改名 123 藤森 清吉 ふじもりせいきち 1892~1977 没年齢85(70) 『何が彼女をさうさせたか』『太陽の子』 社会主義への関心 124 木下 宇陀時 おおしたうだる 1896~1966 没年齢70(66) 『虚像』 探偵小説、SF 125 中谷 孝雄 なかたにたかお 1901~1995 没年齢94(61) 『業平系図』 浪漫派 126 細田 民樹 ほそだたみじゅ 1892~1972 没年齢80(70) 『それを敢えてした女』 プロレタリア文学→通俗小説→民主主義作家 127 富沢 有為男 とみざわういお 1902~1970 没年齢68(60) 『地中海』(芥川賞1937年) 画家 作家 児童読み物 128 江戸川 乱歩 えどがわらんぽ 1894~1965 没年齢71(68) 『黒蜥蜴』『パノラマ島奇談』『孤島の鬼』 怪奇推理 129 石坂 洋次郎 いしざかようじろう 1900~1986 没年齢86(62) 『青い山脈』『あいつと私』『若い人』『寒い朝』『川のほとりで』 青春作家 130 十和田 操 とわだみさお 1900~1978 歿年齢78(62) 『判任官の子』 児童文学 131原田 康子 はらだやすこ 1928~2009 歿年齢81(34) 『挽歌』『サビタの記憶』『廃園』『満月』『殺人者』 132 横溝 正史 よこみぞせいし 1902~1981 歿年齢79(60) 『八つ墓村』『女王蜂』『獄門島』 133 榊山 淳 さかきやまじゅん 1900~1980 歿年齢80(62) 『歴史』 歴史小説 134 飯沢 匡 いいざわただす 1909~1994 歿年齢85(53) 『帽子と鉢巻』 135 水上 勉 みなかみつとむ 1919~2004 歿年齢85(43) 『飢餓海峡』『霧と影』『雁の寺』 136 稲垣 足穂 いながきたるほ 1900~1977 歿年齢76(62) 『弥勒』 137 船山 薫 ふなやまかおる 1914~1981 歿年齢67(48) 『夜の傾斜』 138 江口 渙 えぐちかん 1887~1975 歿年齢88(75) 『黒旗の元に』 民主主義文学の長老 139 三角 寛 みすみかん 1903~1971 歿年齢68(65) 『昭和毒婦伝』 140 森山 啓 もりやまけい 1904~1991 歿年齢87(58) 『誰にささげん』 プロレタリア文学→浪漫派 141 丸岡 明 まるおかあきら 1907~1968 歿年齢61(55) 『青春の歌』 能の解説、編集も多く 142 和田 博 わだひろし 1900~1985 歿年齢85(62) 『沃土』『鰯雲』 農村を舞台とした作品 143 瀧井 幸作 たきいこうさく 1894~1984 歿年齢90(68) 『無限抱擁』 |